ぬけぬけと男でいよう~原作内田春菊の壮絶な生い立ち!作画イワシタシゲユキとは?
男女の不倫模様をリアルに描いたエロス&コメディ作品「ぬけぬけと男でいよう」。
ぬけぬけと生きていく主人公の追い詰められる様を時におかしく、時にシリアスに描いて人気を博している。
主人公の立場、周囲の女性の立場、色々な見方ができる作品だと思うが、この作品を形にしたふたりの作者をご紹介。
まずは原作者である内田春菊。
代表作は「南くんの恋人」。
4度も映像化されている作品なので知っている方も多いはず。
漫画化であり、小説家でもあり、エッセイストでもあり、女優でもある。
1984年、双葉社発行の「小説推理」に掲載された「シーラカンスぶれいん」で漫画家デビュー。
性的な事象をストレートに描くことでも知られ、「女の子エッチ漫画化」として人気を呼び、エッセイ、漫画エッセイ等も執筆し、人気を博した。
1986年から1987年にかけて「月刊漫画ガロ」誌上に「南くんの恋人」を連載。
1993年に発表した初めての小説「ファザーファッカー」がベストセラーとなり、直木賞候補になる(1995年に映画化される)。
他にも多数小説・漫画を手掛け、女優としても数々の映画・ドラマ・舞台に出演している。
漫画原作を手掛けたのは、この「ぬけぬけと男でいよう」のみ。
本当に多彩な才能を発揮している彼女だが、女性だということはこの作品を通して初めて知った。
しかもあの「南くんの恋人」の作者だったなんて、驚き。
家庭環境が複雑だったという彼女、波乱万丈の人生を歩んできた彼女だからこそ、厚みのある多様な作品を生み出せたのだろうと思う。

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続いては作画担当・イワシタシゲユキ。
この方もこの作品で初めて知った漫画家さんでした。
福岡県福岡市出身、芸術・デザイン系の大学を卒業後、漫画化の道へ。
1991年、「放課後戦隊ゴタッキー」という作品でそらみみくろすけとしてデビュー。
その後、イワシタシゲユキ名義で「トコR55」「道玄坂アリス」「絶対君主症候群」など数々の作品を発表。
そしてこの「ぬけぬけと男でいよう」も彼の代表作のひとつ。
10年以上も前に発表された作品ではあるが、今読んでも新しく妙にリアルな男女の心情を描いている。
今読むからこそリアルなのかもしれないが。
現在は月島冬二名義で活動している。
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まとめと感想
「ぬけぬけと男でいよう」では、主人公・十布の自己陶酔っぷりもさることながら、周囲の女性たちの仕返しの描写は見もの。
特に妻の存在が恐怖。
十布を追い詰めていく妻の表情は恐怖そのもの。
そして、不倫がばれてしまったときの十布のバカな表情・・・、これを見たときは思わず吹き出す!w
この漫画を読んで感じたのは、表情の描き方がとてもうまい作者だなということ。
そして意外と女性からの反響というのが多数あって、個人的には男性の読者が多いイメージだったのだが、その辺りも驚いた。
女性の立場から読むと、男のバカさ加減がいい具合に面白くコミカルに写るのかなと。
主人公が今まで好き勝手生きてきたツケを払うかのようなラストも見どころなので、気になった方はぜひ読んでみてください!
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